MJに思いを馳せる、からのBMSGへ。 | まみさんのひとり遊び

MJに思いを馳せる、からのBMSGへ。

BE:FIRSTのScreamのMVを観てたら、マイケル・ジャクソンを想起させる場面が複数あって、色んな思いが湧き上がってきました。(そもそもタイトルが被っているし、オマージュ要素が強い…これについてはまた書くと思います)


MJを知ったのも母の影響です。

前に話したかもしれないけど、母はアイドル、ロック、フォークソング、ニューミュージック、クラシック等など、浅く広く貪欲に音楽を愉しむ人でした。


その昔はMUSIC VIDEOに力を入れるアーティストは少なくて、映画のようなクオリティで魅せてくれるMJは幼心に印象的で心に刺さりました。

英語の意味なんか分からないけど、歌や踊りがかっこいいのは明らかでした。音楽は国や年代を超えて届くものなんだということを身をもって感じました。



小学生のころだったかな?

学校でマイケル・ジャクソンやスリラーが話題になることもあったくらいなので、めちゃくちゃ流行っていたんだと思います。(King Of Popですからね✨)


同級生にMVのビデオを借りて何度も何度も見て、スリラーやビリージーンに出でくるつま先立ちのモーションを練習したりもしましたw

ダンスは踊れないけど、ポージングひとつだけなら真似できると思ったんです。

ごく普通の子供(…というかむしろどんくさい方でした)にそこまでさせる影響力って凄いなと思います。


彼には終始色んな噂や疑惑が付きまとっていたけれど、パフォーマンスが有無を言わさないクオリティだったので、結果「好き」の方が上回っていました。


歌や踊りの表現力も佇まいも独創的で、声だけでもシルエットだけでも絶対に誰だか分かる存在感は、真似しても真似しきれないものだと思います。

手足の長さの独特なバランスも、パフォーマーになるべく生まれてきたとしか思えないもので、見るたび不思議な気持ちになりました。


幼くして大成功を収めたものの、身内に裏切られたり様々なトラブルに巻き込まれたりするうちにメンタルは崩壊していったようですが(整形を繰り返したのも心の病からくるものじゃないかな…)、もっと人に恵まれて心穏やかに生きていられたら、今も彼の作品に触れられたのではと思うと残念でなりません。


彼がワールドツアーで来日した時は、まだ自分でチケットを買ってライブに行ったりするようになる前でした。じつはその前に来日したマドンナは親がチケットを取ってくれ観にいったことがあるのですが、もっと“マイケル好き!”もアピールしておけばよかったです。

コミュニケーションが少なく、自分の要望を伝える機会が少なかったことが悔やまれます。家庭内の雰囲気って大事です。(うちはすごく特殊な家庭でした)


  


余談はさておき、彼のパフォーマンスで魅了されるのは重力を感じさせない動きの数々です。軽いというか何というか、重さも軽さも含め重力を自在に操ってる感があります。異次元の身体能力です。


あそこまで肉体を制御するには相当な筋力も必要だと思いますが、MJは決してムキムキのマッチョではありません。見た目の美しさにも配慮し、バランスを考えた鍛え方をしていたんだろうなと思います。でも実際どのようなことをしていたのかは想像がつきません。常人の理解を超えるレベルの鍛錬をしていたはずです。

同じ感動と尊敬をフィギュアスケートの羽生結弦選手にも感じます。彼らは自分の身体的特徴や魅力を充分に理解した上で、完璧な自己演出をしてます。



数々の伝説の中で印象的なものといえば、デンジャラスツアーのステージ演出です。マイケルの登場に大歓声がわき起こる中、無言(無音)で微動だにせず1分以上…歌い出したのは2分ほど経過してからでした。

そこに佇むだけで間を持たすことができる存在感…とんでもないです。普通だったら途中で不安になって「え?」ていう反応が起こる可能性もありますが、このステージでは皆ひたすらに熱狂してました。あんなことができるのは今のところMJくらいだと思います。


この先彼を超えるバケモノクラスのスターが出てきてくれたら嬉しいですが、どうなんだろうな…


 

そして、ある日突然の訃報。

愕然としました。


This is it のロンドン公演が成功したら日本にも行きたいと言っていたそうなので、とても期待していました。でも起きてしまったことはどうなもなりませんが、生のマイケル・ジャクソンを堪能せずじまいになったことは、悔やんでも悔やみきれません。

色んなライブを観に行くようになって確信していることですが、やっぱり生のパフォーマンスは最高なんです。映像で見て素晴らしいものは、LIVEだと何万倍もシビれます。


それ以降も、推している方の自死があったり、「どれだけお金を積んでも二度と逢えない」ことの悲しさを痛感しています。


そんなこともあり、日々の生活も大切なので無理はできませんが、「推しは推せる時に押せ」を信条に可能な限り現場に駆けつけたいと思っています。


そして何よりわたし自身、明日があるかはわかりません。不慮の事故に遭うことだって有り得ます。だから今出来ることを先送りするのは最大限避けたいです。「いつか」は永遠に来ないかもしれません。

大袈裟かもしれないけど、今日、今、いつ死んでもいいくらいの充実度で生きていたい。


現推しのひとりであるコアくん(Novel Core)も「明日は無いかもしれないから今を大事にして」といったことをよく言います。彼自身が御家族や友人との死別を経験しているからこその言葉です。

ステージ自体が生モノだから常に一期一会ではあるけど、こういった生死感を含め一瞬一瞬を大切にしてくれていることをとても嬉しく感じます。だからこそ好きだし、推しています。


目下の悩みは、推しが多くて優先順位を決めるのが大変なこと。わたしは富豪じゃないから、何でもかんでもはつぎ込めない。でもたくさんライブ行きたいな。

去年から少しずつイベントが再開し始めて、海外アーティストの来日も増えているから、なんとか諸々正常化してほしいです。